Wordpress

WordPressを最適化をして動作を軽くするプラグイン【WP-Optimize】

 

今回はWordpressが重い時の対処法として、【データベースの最適化】をしてくれるプラグインをご紹介していきます。

WordPressが重くなってくると、読者さんがせっかくあなたのブログを読もうと思って来てくれたのに、中々ページが開けなくて、ストレスで帰ってしまうなんて事になりかねません。

読者さんがサクサク検索を出来る様に、最適化を行っていきましょう。

データベースの最適化とは?

ところで、今回データベースの最適化を行うプラグインを使って、Wordpressの動作を軽くしていこう!という試みな訳ですが、まず、Wordpressの【データベース】ってなんだかご存知ですか?

 

実は、Wordpressのブログは大きく分けると【ファイル】と【データベース】の2種類で構成されています。

 

ファイルとは

簡単に言うとWordpressブログの枠組みの事です。

  • WordPressの本体情報
  • テンプレート(テーマ)のデザイン
  • 記事やサイドバー、ヘッダー等に使われている画像情報

など、Wordpressブログをどのように表示させるか?という事が保存されている部分になります。

 

データベースとは

こちらはWordpressブログの中身の事です。

  • 記事の中身(内容)やタイトル
  • いつ更新したのか?
  • 下書きか?公開されているのか?
  • カテゴリ・タグ

など、Wordpressブログの内容がどんなものか?という情報が保存されています。

 

この2つがセットになって、Wordpressのブログは表示されているんです。

 

そして、Wordpressのブログを運営していると、段々と不要なデータというか『データのゴミ』の様な物が溜っていきます。

そのデータのゴミが溜っていくと、段々とブログが重たくなって表示に時間がかかったりする様になるんです。

 

普通のお家の中でも、長い事ゴミを捨てずに溜まっていくと段々と足の踏み場がなくなって動きづらくなってしまいますよね?

なので、不要なゴミは捨ててしまわなければいけません。

 

今回ご紹介する【WP-Optimize】は、さしずめWordpressのお掃除ロボットの様なものです。

導入して、Wordpressをスッキリした状態にしてあげましょう。

 

プラグインの導入

 

それでは、早速プラグインを導入していきます。

まずは画面左側のツールバーにある【プラグイン】にマウスカーソルを合わせ、【新規追加】をクリックしてください。

 

 

画面右側の【プラグインの検索】というところがあります。

 

 

ここに【WP-Optimize】と入力してください。

 

WP-Optimizeが表示されたら、【今すぐインストール】をクリックします。

 

 

インストール出来たら【有効化】をクリックします。

 

 

画面が切り替わったら有効化されています。

 

データベースを最適化する

 

プラグインのインストールが完了したら、早速最適化を行っていきましょう。

サイドバーに【WP-Optimize】が表示されているのでクリックします。

 

設定画面に切り替わったら【WP-Optimize】のタブになっている事を確認してください。

最適化したい項目にチェックを付けていきます。

項目が多く、少し長くなるので、前半・後半に分けて解説していきましょう。

 

まずは前半部分です。

 

データベーステーブルの最適化

チェックを付けておきましょう。

WordPressをインストールすると、自動的にデータを保存する【テーブル】という物が作成されるのですが、このテーブルはデータベースの中でもかなり大きな割合を占めています。

 

全ての投稿のリビジョンをクリーン

ここもチェックをいれておきましょう。

リビジョンとは、記事を書いている際に【下書きとして保存】を行ったり、Wordpressが自動的に保存してくれた際の『保存の履歴』の事です。

リビジョンを残していると、間違って保存をしてしまった時等に復元が出来るので役に立つこともあるのですが、既に完成・投稿している記事を完成する前の状態に復元する事ってあまり無いと思います。

むしろ、データが溜まって重くなる原因にもなりますので、クリーンしておきたいですね。

 

Clean all auto-drafts and trashed posts

ここもチェックを入れておきます。

Clean all auto-drafts and trashed postsとは『自動下書きとゴミ箱内の投稿を削除する』という意味なのですが、自動下書きやゴミ箱の記事は必要ない事が多いので、チェックしていても良いかと思います。

 

Remove spam and trashed comments

ここは『スパムコメントとゴミ箱内のコメントを削除する』という意味なのですが、あなたのブログの状況次第で判断してみてください。

基本的にはスパムコメントやゴミ箱のコメントは必要ないので削除しても良いかと思いますが、たまにちゃんとしたコメントがスパムと勘違いされてしまっている事もあるので注意は必要です。

 

未承認コメントの削除

こちらも同じ様に、削除しても良いと思えばチェックを入れてください。

 

 

続いて、後半部分です。

 

期限切れのtransientオプションを削除

ここにもチェックをいれておきましょう。

詳しく解説していくと非常に複雑な話になってしまうので割愛しますが、とりあえず期限切れのオプションを削除する項目です。

期限が切れているものなので削除しても問題ありません。

 

トラックバックの削除

トラックバックとは誰かがあなたのブログを紹介してくれた際に、あなたのブログに通知が来るシステムの事をいいます。

どんなブログがあなたのブログのURLを載せてくれたかが分かるので、必要そうであればチェックを入れず、残しておきましょう。

 

ピンバックの削除

ピンバックはトラックバックの逆で、あなたが誰かの記事のリンクを貼った際に、参照元の記事を運営している人に通知してくれる機能です。

こちらも必要な場合があればチェックを入れずに残しておきましょう。

 

それ以降のメタデータ・コメントのメタデータ・孤立したデータに関してはそのままで大丈夫です。

 

ここまで必要な項目にチェックをいれたら、右側の『最適化を実行』を押せば一つずつ最適化する事も出来るのですが、せっかくなので一括で最適化してしまいましょう。

 

画面を上まで戻って【Run all selected optimizations】をクリックしてください。

 

 

これで、一括での最適化が完了しました。

 

最適化を自動で行う為の設定

 

今後も定期的に手動で最適化を行っていくのはちょっと面倒ですよね?

そこで、自動で最適化を行ってくれる設定をしていきましょう。

 

タブを【設定】に切り替えます。

 

 

最適化を行う際に、削除せず保持しておく期間を決めます。

チェックをいれて、好きな期間を設定しましょう。(初期状態では2週間になっています。)

 

 

そのまま少し下にスクロールすると【Enable scheduled clean-up and optimization】という項目があります。

和訳すると【スケジュールされたクリーンアップと最適化を有効にする】という意味なので、そこにチェックをいれましょう。

 

次に、どの程度の頻度で最適化を行うかという期間を設定します。

ここでは、【毎日】【毎週】【半月】【毎月】などが選べます。

 

そして、決められた期間で自動的に最適化したい項目にチェックをいれたら、一番下の【設定を保存】をクリックします。

 

 

これで、自動的に最適化を行う設定が完了しました。

 

まとめ

データベースはWordpressの記事内容に関わる部分ではなく、いわば裏方の部分です。

裏方部分がしっかりしていなければWordpressが成り立ちませんので、大事な項目ではあります。

しかし、裏方部分であるだけに、気付きにくいデータのゴミが溜まりやすくなる場所だとも言えます。

 

そこを定期的にお掃除してあげる事で、いつでも快適な状態でWordpressを使える様になりますので、是非【WP-Optimize】を導入しておきましょう。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。